見どころ~お寺だけではない、斑鳩の魅力~

藤ノ木古墳

藤ノ木古墳

藤ノ木古墳

法隆寺に残る記録には「陵山(みささぎやま)」と記された円墳で、6世紀後半に造営されたという。
今は消失して存在しない宝積寺という寺が、この古墳を守り供養してきた。そのため盗掘の被害に一切遇わず、埋葬当時の背景を知るに大変貴重な品が多数出土した。
出土品の中には象や兎などをあしらった華麗な馬具が発見されていて、朝鮮大陸からもたらされたものと推測される。

家形石棺には2名の成人男性が埋葬されていて、1名は何らかの理由で殺害されたらしいことが、骨などから鑑定されている。石棺からは、被葬者ととも刀剣やたくさんの装飾品が発見されているが、被葬者たちが一体誰なのかについて、聖徳太子の叔父にあたる穴穂部皇子(あなほべのみこ)や祟峻天皇説など諸説あるが、未だ決着をみていない。

斑鳩文化財センター

藤ノ木古墳から出土した品のレプリカや、家形石棺を開けた際の埋葬状態が映像で見学できるなど、視覚的にも謎に満ちた古代ロマンを楽しむことができる。展示品はレプリカと思えないほど美しい。

象が施された馬具(レプリカ)

象が施された馬具(レプリカ)

斑鳩文化財センターの館内

斑鳩文化財センターの館内

斑鳩文化財センター
■開館時間 9:00~17:00(※入館は16:30まで)
■休館日 水曜日(水曜日が休日にあたる場合は開館)
年末年始(12/28~1/4)
■入館料 無料

龍田神社

龍田神社

龍田神社

奈良街道(竜田道)沿いにある神社。
伝説によると、太子が法隆寺建立の地を探していたところ、白髪の老人が現れ、斑鳩の里に建てるよう告げたという。この白髪の老人に何者か尋ねると、龍田大明神の化身というので、太子は法隆寺の守護をお願いした。そのため、法隆寺の鎮守社として、お祀りする神社(龍田神社)を創建したということである。
祭神が龍田彦と龍田姫の風の神様であることから、風宮とも呼ばれる。境内にある蘇鉄の巨木は樹齢1200年といわれていて、奈良県の記念物の指定を受けている。

西里の町並み

西里の町並み

歴史を感じる西里の町並み

法隆寺の西大門を出ると、細い一本道に土壁の趣きある閑静な家並みが広がる。西里と呼ばれるこの地域は、かつて法隆寺の建立や修繕など、法隆寺を支えた大工集団の本拠地であったという。

出土した靴(レプリカ)

石棺から出土した靴のレプリカ

狛犬

龍田神社の狛犬

西里の町

西里の町から法隆寺を見る

藤ノ木古墳

お地蔵様と藤ノ木古墳