高井戸宿たかいどしゅく(東京都世田谷区)
- 一里塚跡(かみきたざわいちりづかあと)
- 甲州街道4番目の一里塚。バス停に名残がある以外に、遺構などは残されていない。
- 覚蔵寺(かくぞうじ)
- 日蓮上人の直刻と言われている鬼子母神像が安置されている。
- 宗源寺(そうげんじ)
- 日蓮宗の寺院。南北朝時代の板碑や寺宝の滝沢求馬筆の涅槃像がある。
境内にある不動堂は、もともと宿の入り口にあった高井山本覚院、通称高井堂のものだったが、明治44年(1911)に本覚院が宗源寺に合併されて、不動堂をここに移した。この「高井堂」が、高井戸宿の名の由来になったという説もある。
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高井戸宿は、江戸を出て初めての宿場ということもある。多くの旅人は二つ先の府中宿へ宿泊したため、高井戸宿の宿泊客は少なかった。下高井戸と上高井戸の二つでひとつの宿として機能しており、月の半分ずつ交代で受け持つ形を取っていた。
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