台ヶ原宿だいがはらしゅく(山梨県北杜市)

台ヶ原宿は、本陣1軒、脇本陣0軒、旅籠14軒であった。 この地は高く平らで台盤のようであったため、台ヶ原という地名になった。
宿並は、建設省(1986)「日本の道百選」に選ばれている。

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立場跡(たてばあと)
立場は宿駅の出入口にあり、旅人・籠かき・人足・伝馬などが休憩する掛茶屋であった。
建坪が42坪で、時には旅籠としても利用されていた。
本陣跡(ほんじんあと)
大名が陣を敷いた場所というところから、大名級の者が宿泊した所である。したがって、規模は広大であり、門を建て玄関を設け、上段の間を有することで一般の旅籠と区別され、一般の旅籠には許されない書院造りの建築様式であった。
天明2年の記録に、敷地は間口18間、奥行き19間の351坪で建坪は92坪であった。
高札場跡(こうさつばあと)
幕府からの命令を板の札に墨で書いて掲示した場所で、幕府の権威を人々に認識させる役割を果たしていた。
文化3年の記録によると、その大きさは高さ2間余、長さ3間、横7尺であった。

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