松戸宿まつどしゅく(千葉県松戸市)

松戸宿は本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠28軒であった。
松戸宿は渡船場があり、とても賑わっていた。

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葛飾橋(かつしかはし)
県道54号線、江戸川に架かる橋脚。江戸時代、幕府防衛のために江戸川に橋は存在せず、対岸に渡るには渡し舟を利用していた。明治に入ってから葛飾橋が架けられた。下流側には、国道298号線の葛飾大橋が架かっている。江戸時代には、葛飾橋の北方500m辺りの、現在は河原にあたる場所に金町松戸関所があった。
松戸宿碑(まつどしゅくひ)
船を使い江戸川を渡った対岸は松戸宿。渡船場がある下横町は、水戸道中松戸宿の玄関口でもある。通行人に、この先が松戸宿と知らしめるため、このような「御料傍示杭」が立てられていた。この杭は土地の支配関係を示すもので、木製で道を挟んだ反対側にあり、堤防から河川敷になっている付近に建てられていたといわれている。
松龍寺(しょうりゅうじ)
現在、流山街道と呼ばれている県道5号線を北上する。その東方に松龍寺がある。坂川に掛かる松龍橋を渡ると、松龍寺の寺門が正面に構える。境内には天明4(1784)年、籾殻(すくも)塚稲荷から出現した聖観世音菩薩が祀られている。毎年8月10日は観音様の縁日「四万六千日」にあたり、松龍寺の参道は多く人で賑わう。
松戸神社(まつどじんじゃ)
松戸市の総鎮守とされ松戸神社は、寛永3(1626)年の創建。慶長14(1609)年に徳川御三家が制定されると、水戸家に往来する水戸街道も整備され、その道中松戸宿として賑わい、水戸徳川家より崇拝を受けた。明治15(1882)年には、御嶽社から「松戸神社」へと改称された。平成18(2006)年に、三笠宮崇仁親王が参拝したことで知られている。
宝光院(ほうこういん)
春雨橋を渡ると、左手に二つの古刹、宝光院と善照寺が並んでいる。二つの寺院の間には、かつて浅利又七郎の道場があり、若き日の千葉周作もここで腕を磨いた。周作の才能は開花し、江戸に出て免許皆伝を得たが、その後流儀に対する考え方の違いから免許を返上している。宝光院には周作の父、浦山寿貞の墓がある。
善照寺(ぜんしょうじ)
松戸市内にある七つの寺院には松戸七福神が祀られている。善照寺には布袋像が鎮座し、松戸七福神巡りの布袋尊を祀る札所として知られている。火災に遭い重要書類焼失のため創建などは不詳だが、住古は松戸向山(相模台)にあったのを中興の祖祐義和尚が現在地に移転したと伝えられている。境内の傍らには、本堂の鬼瓦が保管されている。

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松戸宿 葛飾橋 松戸宿碑 松龍寺 松戸神社 宝光院 善照寺

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