上松宿あげまつしゅく(長野県木曽郡上松町)

上松宿は、木曽ひのきの集散地であり、木曽ひのきを商う商人たちの町として栄えた。たびたび大火に襲われているが、上町では焼失をまぬがれた部分があり、遺構を残している。

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八幡神社(はちまんじんじゃ)
玉林和尚が、甥の木曽義豊(上松蔵人)のために、源氏の守護神である八幡社を館の近くに勧請したといわれている。上松町で最も古い神社である。
玉林寺(ぎょくりんじ)
木曽義元の二子、玉林が天正10年(1582)に創建した寺。
本町一里塚跡(72里目)(ほんまちいちりづかあと)
実際には、碑が立つ場所より先の中町に一里塚があった。現在は、現存していない。
材木役所跡(ざいもくやくしょあと)
寛文3年(1663)から4年にかけて、尾張藩は木曽総山のチェックを実施し、その大半が伐採されていることに驚き、山村代官から山に関する一切の業務を取り上げ、この地に直轄の材木役所を作った。この役所は、3500坪という広大な敷地を有していた。
諏訪神社(すわじんじゃ)
上松の鎮守として古くからこの地にあった。

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上松宿 八幡神社 玉林寺 本町一里塚跡 材木役所跡 諏訪神社

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