新町宿しんまちしゅく(群馬県多野郡)

上野国に入って最初の宿場。当初は宿場として存在していなかったが、先の川渡りを控えて、宿場が無いと不便であるということから、中山道の制定から実に50年遅れで新設された宿場である。

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見通灯篭(みとおしどうろう)
道が見通せるようにと建てられた大きな灯篭。現在建っているのは、復元。
八坂神社(やさかじんじゃ)
神社の脇には芭蕉句碑が佇む。

傘(からかさ)におしわけ見たる柳かな

諏訪神社(すわじんじゃ)
境内には、石鳥居や御輿が保存されている。また、正月と春、秋には、安政3年(1856)より伝承されている獅子舞が毎年奉納される。
明治天皇行在所跡(めいじてんのうあんざいしょあと)
北陸・東海視察に出た明治天皇が宿泊した場所の一つ。現在は、建物が行在所公園という公園に含まれる形で存在している。町の文化財に指定されている。
弁財天神社(べんざいてんじんじゃ)
天明3年(1783)の創建。以前ここには清水があり、芭蕉もこのような句を残している。

掬(ころ)ぶより早歯(はやは)にひびく泉(いずみ)かな

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新町宿 見通灯篭 八坂神社 諏訪神社 明治天皇行在所跡公園 弁財天神社

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