上尾宿あげおしゅく(埼玉県上尾市)
- 愛宕神社(あたごじんじゃ)
- 愛宕神社の前に小さな祠がある。その中に「庚申塔」が鎮座している。
享保7年(1722年)建立。
- 脇本陣井上家の鬼瓦(わきほんじんいのうえけのおにがわら)
- 井上五郎右衛門家が代々務めていた。当時の大きな屋根瓦の一部を塀にして残している。
- 上尾宿と本陣の説明板(あげおしゅくとほんじんのせつめいばん)
- 中山道上尾宿の始まりや由来、本陣(本陣1軒、脇本陣3軒)についての説明が書かれている。
- 氷川鍬神社(ひかわくわじんじゃ)
- 寛永9年(1632年)創建の氷川鍬神社は、上尾宿発祥の地であり、総鎮守である。鍬祭りとして鍬を祀ったのが由来で、小さな鍬2丁を神体とし、五穀を司る農業神を祭神とする。
「鍬大神宮」「御鍬大明神」と称し、明治41年(1908年)に二ツ宮氷川神社(在・上尾市上尾村)の女体社を合祀して現在の社号となった。 地元では「お鍬さま」の愛称で親しまれている。
- 遍照院(へんじょういん)
- 遍照院は江戸時代に寺領20石の朱印地を与えられた大寺であった。『新編武蔵風土記稿』によると、京都御室(おむろ)の仁和寺(にんなじ)の末寺となっている。
遍照院の本尊は不動明王で江戸時代の作である。木造毘沙門天立像の制作年は古く鎌倉時代末から南北朝期と推定され、この像の厨子(ずし)扉内側にある朱字銘には、「岩槻城主大岡越前守忠正公守本尊」とあり、由緒のある立像であることを伝えている。
- 庚申塔(こうしんとう)
- 上町の庚申塔。田沢タバコ店の角にある。
≫桶川宿へ行く
上尾宿は、日本橋から出て最初に泊る宿場として、小さな宿場にもかかわらず、本陣1軒、脇本陣3軒、旅籠41軒と旅籠が多かった。しかし、安政7年(1860年)の大火で宿場の遺構は残っていない。
≫大宮~上尾を歩く