遍照院へんじょういん

遍照院は江戸時代に寺領20石の朱印地を与えられた大寺であった。『新編武蔵風土記稿』によると、京都御室(おむろ)の仁和寺(にんなじ)の末寺となっている。
遍照院の本尊は不動明王で江戸時代の作である。木造毘沙門天立像の制作年は古く鎌倉時代末から南北朝期と推定され、この像の厨子(ずし)扉内側にある朱字銘には、「岩槻城主大岡越前守忠正公守本尊」とあり、由緒のある立像であることを伝えている。

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遍照院(へんじょういん)
遍照院(へんじょういん)

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