永代人馬施行所跡えいたいじんばせぎょうしょあと

和田宿から下諏訪宿までは、中山道随一の長丁場で、人家もなく、旅人の苦労が多かった。文政11年(1828)、江戸呉服町の豪商「かせや与兵衛(有隣)」がこの難儀を救おうとして幕府に願い出て、それによって、小屋を作った。ここでは、11月から3月まで立ち寄った旅人には、粥一杯と焚火、そして、牛馬には年中、桶一杯の飼葉が施された。現在はその跡地に昔を模した、茅葺屋根小屋がある。

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永代人馬施行所
永代人馬施行所

前の名所:三十三体観音