常盤橋ときわばし

常盤(ときわ)橋は江戸時代の初め頃、小倉の城下町の町人が生活していた東曲輪(くるわ)と武士が生活していた西曲輪を結ぶ、重要な橋として架けられ、当初は大橋と呼ばれていた。この大橋の西勢溜(せだまり)が高札場となっていた。橋の周辺は幕府役人や旅人の宿などが建ち並んでにぎわっており、小倉の五街道の起点であったため、九州における日本橋であった。元禄5年~7年に架け替えられてから、常盤橋と呼ばれるようになったようである。平成7年に紫川マイタウン・マイリバー整備事業のひとつとして、川幅を広げるため橋の架け替えが必要になったのを機会に、コンクリートと同じ強さをもつ木材を使い、江戸時代の姿木の橋としてよみがえった。

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常盤橋
常盤橋