松江宿しょうえしゅく(福岡県豊前市)

菱屋平七は「松江村に至る。是も小倉の御領の駅にて人家百五十軒計あり。多くは漁者農夫にて、其中に酒造る商家の大なるあり。又宿屋もあり」と記している。JR豊前松江を過ぎたあたりに「お腰掛け」という神功皇后の伝説が残っている。また、泰幣使(勅使)が宇佐八幡に参拝する時に通った道である勅使街道と中津街道の追分がある。

≫椎田~松江を歩く

お腰掛け(おこしかけ)
JR豊前松江から小倉方面に進むとすぐに高台がある。「古代、神功皇后が豊前路を巡幸した際に、ここで休憩した」という伝説があり、この地を「お腰掛け」と呼んでいる。近くには、このお腰掛けにちなんで道の駅「豊前おこしかけ」がある。
郡境標柱(ぐんさかいひょうちゅう)
船入を流れる読川は、かつて上毛郡と築城郡の堺で、郡界を示す標石「従是東上毛郡」「従是西築城郡」と刻まれた標石がある。この標石は民家の庭先に建っている。

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松江宿 お腰掛け 郡境標柱

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