大沢宿おおさわしゅく(栃木県日光市)

大沢宿の始まりは、「日光道中略記」によれば、元和3年(1617年)二代将軍秀忠の日光社参の際、今よりも西の山沿いに通っていた街道を、この地に付け替え宿駅を開いたのが始まりとされている。
ちなみに、建久年間(1190~99年)に源頼朝が狩りに訪れたとき、広大な荒地だったのを見て、4人の従者(宮下、大島、安西、高橋)に開拓居住させた。そして、頼朝の恩沢にちなみ、地名を恩沢とし、のちにそれが大沢(おおたく)となり、さらに現在の読み方のおおさわになっと言われている。

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王子神社(おうじじんじゃ)
源頼朝を祀っている。
境内の樹齢200年の大銀杏は、市天然記念物で大沢宿の鎮守である。
八坂神社(やさかじんじゃ)
鳥居前にある枝喰い杉は、根方が癒着した二又木になっている。

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