徳次郎宿とくじらしゅく(栃木県宇都宮市)

徳次郎宿は、下徳次郎、中徳次郎、上徳次郎の三宿で一宿の役割をなしており、1月の3分の1ずつ、宿場の役割を担った。
なお、徳次郎は本来とくじらと読む。これは、日光に大きな勢力をもっていた久次郎(くじら)一族が、 奈良時代末期に日光二荒山神社からご神体を智賀都神社に勧請したとき、日光の宗家久次郎に対し外久次郎(そとくじら)と称したのが始まりといわれている。

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大谷道道標(おおやどうどうひょう)
大谷観音への道標だったが、現在は廃道となっている。
薬師堂(やくしどう)
道標を兼ねた馬頭観音や十九夜塔等の石仏がある。
田中道道標(たなかどうどうひょう)
「神社入口約五丁 田中道」とある。当時、徳次郎宿の本陣や問屋場があった付近。
智賀都神社(ちかつじんじゃ)
徳次郎の鎮守で、社殿は、明治21年に改築されたもの。県の天然記念物に指定されている樹齢700年のケヤキがある。
徳次郎六本杉(とくじろうろっぽんすぎ)
道路を分ける分離帯に、往時の杉並木を再現されている。

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徳次郎宿 大谷道道標 やくしどう 田中道道標 智賀都神社のケヤキ 徳次郎六本杉