有松天満社ありまつてんまんしゃ

菅原道真公を祀る。元祇園寺境内の神祠であったが、寛政10年(1798)この地に奉遷せられ、当地新興特産の絞り業最盛期を迎えて文化7年(1810)八棟造りの荘麗な社殿が建立され、以来絞り産業の町、有松の産土社と仰がれている。
例祭(3月第3日曜)は有松天神春祭として親しまれ、進学祈願祭並びに秋祭り(10月第1日曜)も近在に広く聞こえている。特に秋祭りに曳き出される山車3台は布袋車(延宝4年製作)唐子車(天保年間製作)及び神功皇后車(明治8年製作)相共に屋台にからくり人形を載せて精巧優美な伝統芸術の粋を誇り、昭和48年名古屋市の有形民俗文化財に指定されている。

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有松天満社
有松天満社

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