鏡池堂かがみいけどう

この六地蔵尊の由来を概略して記すれば、昔の人の言い伝えと郷土の史跡から六地蔵は近在の名所として亦々東海道筋の由緒ある歴史の地として広く知られている所である。
六地蔵尊は神龍棲みし鏡ヶ池から出現したるにより鏡池堂六地蔵尊と称し駿河国24番札所第9番の霊地に指定され、東海道を旅する著名な人々がここに立寄って祈願されたという記録、また正徳3年には大草太郎左衛門当地支配の節御嗣子なため六地蔵尊に祈願せしところ感銘あってお子様が授けられしにより御代向坂仁右衛門を普請役として派遣され、この堂宇を寄付されたという。
また、六地蔵の本像は知証大師の自作とされ長さ30糎ばかりの金色に彩色した木仏である。さらに鏡池堂の額は儒学の人渡辺萃山の揮亳であると伝えられている。六地蔵尊の開扉供養(お開帳)は33年目毎にそのときは、本像を開けて信者に拝観せしむるその他は一切開扉しない。尚六地蔵尊の周辺は時代の変遷により変化しておるが、堂宇の位置は変わっていない。

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鏡池堂
鏡池堂

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