大津宿おおつしゅく(滋賀県大津市)

大津宿には、本陣2軒、脇本陣1軒、旅籠71軒があった。宿場町と琵琶湖の物資が集散する港町の機能を併せもった大津宿は、東海道五十三次の宿場の中でも最大の人口を有し、大変賑わっていた。

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大津別院(おおつべついん)
書院は、本堂の背面にあり、本堂より21年後の寛永10年(1670)に建設された入母屋造(いりもやづくり)、本瓦葺の建物である。コ字型の平面で、中央後方中庭に面して対面所、その左右には三室が直列する。 昭和36年(1961)6月に重要文化財に指定された。
札の辻(ふだのつじ)
札の辻の名は、江戸時代、幕府の法令を記した高札が建てられた四つ辻であったことに由来しており、旅人たちに、馬や人足を提供する大津宿の人馬会所もこの角にあった。
ここは、東海道を北国海道(西近江路)の分岐点でもあり、京都から来た東海道は東へ向かい、西へ行くと北国海道であった。
本陣跡(ほんじんあと)
本陣跡碑の立つこ八町通りは、上関寺町から札の辻までの距離が八町(約872m)あったからとも、その間に八か町あったことによるとも言われている。
江戸時代の東海道にあたり、道の両側には多くの旅籠屋があった。

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大津宿 大津別院 札の辻 本陣跡

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