専称寺せんしょうじ

開基は文禄4年(1595年)、開山上人 称蓮社専誉順賀和尚。寺宝は祐天上人御名号、幡随院上人御名号各一幅、西行芳志 旅姿木像(町文化財)がある。
明治25年、山門(文政13年建立)のみを残して本堂、庫裡全てを焼失して詳細は不明になってしまった。
「一ト火灸(ひとひきゅう)」と呼ばれる独特の灸治療で名高い。江戸時代の学僧、随院上人が浄土宗布教の傍ら、キリシタンの仏教への改宗のために諸国を行脚した際に専称寺に立ち寄り、当時の住職に灸治療を伝授したといわれている。「一ト火灸」とは、小さな灸を何箇所にもすえるのではなく、背中のツボ一箇所だけに大きな灸をすえるというもの。嘗ては病人のほか、参勤交代の大名や侍にも評判となり辺りに「岡部の一ト火灸」として知れ渡ったといわれる。灸をすえると体が軽くなり旅の疲れを和らげる効果があったのだ。

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専称寺
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