石薬師宿いしやくししゅく(三重県鈴鹿市)

石薬師宿は、四日市と亀山の間が長すぎるために設けられた宿場である。そのため、宿場の設置は遅く、元和2年(1616年)であった。

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小沢本陣跡(おざわほんじんあと)
東海道石薬師宿は元和二年(1616)、幕命によって設置された。この時から、村名も宿の名も「石薬師」となった。当時、石薬師寺が近郊近在に知れ渡っていたので、寺名をとって村名とした。大名が泊まるところを本陣といい、小澤家が本陣を勤めていた。石薬師宿は小高い台地にあり小澤本陣のまわりには高い松の木があったので、別名「松本陣」ともいわれていたという。
佐々木信綱記念館(ささきのぶつなきねんかん)
明治、大正、昭和にわたり、歌人、歌学者として万葉集研究の最高峰を究めた佐々木信綱博士の業績を顕彰するとともに、市民の文化の向上と広く文学の研究に寄与するため、博士誕生の地に建設された。資料の中には、博士の遺愛品、御下贈品、書簡、作歌、原稿のほか、書籍など多数を保管、展示している。
石薬師寺(いしやくしじ)
真言宗東寺派、高富山。開山、泰澄・空海(弘法大師)。神亀3年(726)開山。 弘仁年間(810~823)の開創と伝えられる。本尊の薬師如来像は、弘法大師が土中から現れた霊石に1日で薬師如来を刻み込んだと伝えられ、厄除け信仰を集めている。
蒲桜(かばざくら)
この桜は、ヤマザクラの一変種として植物学上からも珍しい。赤茶芽、花は、一重の五弁、直径5cm、白色から淡紅色で、開花時は見事である。伝説によれば、寿永(1182~1184)の頃、蒲冠者源範頼が平家追討のため、西へ向かう途中、石薬師寺に逆さに挿したのが、芽を出してこの桜になったと言われている。そのため、俗に「逆桜」とも言われている。

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石薬師宿 小沢本陣跡 佐々木信綱記念館 石薬師寺 蒲桜

前の名所:北町の地蔵堂