御油宿ごゆしゅく(愛知県豊川市)

江戸から数えて三十五番目の宿場町となる御油宿。
1601年に開設。本陣が最も多いときで4軒あり、旅籠も62軒あった。こじんまりとした宿場に本陣が4軒もあるのは珍しいことである。
当時の町並みはほとんど残っていないが、御油の松並木は、旧東海道で現存している松並木の中で最も美しいとされ、見ごたえは十分にある。
この松並木は昭和十九年十一月七日(第二次世界大戦中)、国指定の天然記念物となった。

≫吉田~御油を歩く

御油宿

御油宿 東入口

姫街道との追分から約300M程進むと、音羽川へと差し掛かる。
音羽川は、清流で水が澄んでおり、コイや小魚が泳ぐ姿が見える。
音羽川にかかる御油橋が御油宿の東入口となる。
御油橋を渡ると、旧家屋の町並み、往時の雰囲気が残る御油宿中心へと入っていく。

御油宿 宿場内の見所

御油橋を渡り、北西へ道なりに進むと御油保育園のある交差点にたどり着く。
交差点の角(御油保育園側)に高札場跡であった案内板が掲示されている。高札場跡は現在は、広場となっている。
高札場跡のある交差点を右折し、50mほど進むと左手に問屋場跡がある。問屋場跡地は、現在民家の庭となっている。
通りに面した所に問屋場跡地であった案内板と歌川広重の東海道五十三次御油宿のパネルが掲示されている。
問屋場跡を過ぎさらに進むとT字路にぶつかる。T字路を左折し、150mほど進むとイチビキ(株)第一工場の外壁沿いに本陣跡の案内板と石碑がある。
御油宿は、旧家屋の町並みや当時の雰囲気は感じるものの、当時の面影を示すものは全く残っていないのが残念である。

御油宿 西入口

本陣跡をすぎ、旧東海道をさらに進んでいくと、宿場町の西入口となる御油の松並木が見えてくる。
御油の松並木は、旧東海道に残る松並木で最も美しいとされ、江戸時代からの美しさを現代に伝えている。
※国の天然記念物に指定されている。
道は細く歩道もないが、交通量は少なく、どことなく往時を偲ぶこともできるため、散策にも適している。

次の宿場町赤坂へ

旧東海道に残る最も美しい松並木を抜けると赤坂宿となる。 御油宿と赤坂宿は、全国にある街道の宿場町の中で宿場同士が最も近い宿場町である。 「なぜこんなに宿場町が近いのか」などを考えながら次の宿場町赤坂宿へと歩みを進める。 さて、赤坂宿はどんな雰囲気なのだろうか。

≫赤坂宿へ行く

■御油宿周辺の見どころ

御油宿高札場跡
御油宿問屋場跡
御油宿本陣跡

問屋場跡と歌川広重御油宿

御油の松並木 天然記念物碑