陣屋(じんや)

江戸時代の幕藩体制における大名領(藩)の藩庁が置かれた屋敷、または徳川幕府直轄領の代官の住居および役所が置かれた建物のことである。一般的に3万石以下の城を持たない大名が陣屋を持ち、旗本領や大藩の家老の所領地である知行所の政庁が置かれた屋敷も陣屋と呼ぶ。
所領に飛地を持つ大名が、現地の出張所として陣屋を設置することもあり、函館奉行所や長崎奉行所なども陣屋として扱われることがある。さらには、幕府直轄領地である支配所に置かれた代官所を含む場合もある。
なお、陣屋に藩庁を置く大名のことを、「無城大名」あるいは「陣屋大名」と呼び、 無城大名が城主格大名へ昇格した場合、国許の陣屋を城に転換することはできず、城門の構築を許されるのみであった。

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