実際に「歩いて」「走って」集めた『人力』旧街道紹介サイト
長くて太く頑丈な棒に木や竹などで作った籠を吊り下げ、人を乗せて前後で棒を担いで運ぶ乗り物。重いため、ふつうは前後それぞれ2人ずつ、時にはもっと多くの人数で担いだ。大名クラス用から一般町民クラス用までさまざまあり、比較的軽くて行先が近い場合は、担ぎ手が前後1人ずつの場合もあった。
参勤交代の大名は駕籠に乗るのが普通だったが、峠の急斜面や沢道や海岸の岩場などで、担ぎ手たちが大難儀した記録が残っている。
他に、重罪人を護送する唐丸籠(とうまるかご)というものもあった。