往来手形(おうらいてがた)

昔は、自分の住んでいた藩領からでると他の藩領は他国となった。そのため、現在で言うパスポートが必要であった。そのパスポートのことを手形と言う。手形には、身元証明書と旅行許可証が兼ねてあって、菩提寺の住職または名主が発行していた。
名前・住所・旅の目的や、旅先で病死した時はその土地のやり方で処置をし、その後菩提寺に知らせて欲しい旨が書いてあった。

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