実際に「歩いて」「走って」集めた『人力』旧街道紹介サイト
幕府の道中奉行所が調査した五街道とその脇街道の宿場の記録。
各宿場の人口、戸数、本陣、旅籠の数、高札の内容、道路の広さ、橋、寺社、地域の産業、特産品など宿場と街道筋の村落の状況が詳しく記載されており、五街道分間延絵図と合わせて道中奉行所が使用したと考えられる。
本書の成立年代は不明だが、天保より安政年代(1840~50年代)にかけて調査されたものと思われる。五街道の全宿場を調査した記録として現存するのは本書だけであり、近世史研究に欠かせない貴重な資料となっている。